【関係代名詞について】---その1
「関係代名詞のについて説明して欲しい」とのメールを頂きました。これについて
は、多くの参考書等で説明し尽くされていると思うので、このマガジンでは実際に
会話などでどのように使われているかについて少し述べてみます。
(A)会話では、関係代名詞を使わず、直接、文をつなぐことが多い
関係代名詞は、主に文章をつなぐ時に使われますが、実際の会話などでは、関係代
名詞を使わず、直接、文をつなぐことがよくあります。
文法的には「目的格の関係代名詞の省略」となりますが、この場合は名詞のあとに
文が続く形になります。
This is the book (which) you want.
この場合、book は you want の目的語になるので「目的格の関係代名詞の省略」
と言いますが、それ以外にも省略されることがあります。
ポイントは語順です。
<book>+<you want>
<本>+<あなたが欲しがっている>
★<名詞>+<説明の文>となることを頭に入れましょう。
私が買った本→ the book I bought
あなたが買った本→ the book you bought
私が会った人→ the person I met
あなたが会った人→ the person you met
(B)関係詞が省略されやすい場合
以下のように「限定されたもの」を説明する場合によく関係詞が省略されます。
・最上級
・only, all, every, some, any などで修飾されている場合
・wayを使う場合
・その他、firstなどで特定される場合
===== 例文 =====
映画「摩天楼はバラ色に」(THE SECRET OF MY SUCCESS)の台詞から。
●最上級
She's the most incredible-looking woman I've ever seen in my life.
「彼女は、今まで会った中で一番素晴らしい美人だ」
<the most---woman>+<I've ever seen>
<女性>+<私が今まで見た>
●any
Any of this research you want, you can have.
「この調査資料の中であなたが欲しいものならどれでも、持っていける」
<any of---research>+<you want>
<調査資料>+<あなたがほしい>
●some
There are some of the notes I found in his office.
「これが彼の部屋で見つけた書類」
<some of the notes>+<I found>
<書類>+<私が見つけた>
●way
There is no way I'm gonna get a raise out of this.
「この現状から出世する道はない」
<no way>+<I'm gonna get a raise>
<方法>+<出世する>
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関係代名詞について---その2
●どんな時に関係代名詞を使うのか?
関係代名詞を使う目的を敢えて簡単に言えば、「文の接続」と「名詞の修飾」
です。
a. Jeff is my friend.
b. He studies Japanese.
=Jeff is my friend who studies Japanese.
上の文は以下のように考えることができます。
(1)言いたいことが二つあって、それを一つにつなげた。
「ジェフは日本語を勉強している私の友人です」
(2)先行詞の名詞(my friend)を説明している。
「ジェフは私の友人ですが、彼は日本語を勉強しています」
*関係代名詞の前は「名詞」が来る。この名詞を「先行詞」という。
●関係代名詞はリズムを作る
上の説明は教科書的な説明ですが、実際に話される英語を聞いていると、リズム
があります。
Jeff is my friend <who> studies Japanese.
という英語を聞くと、<who>が来た時点で、頭の中で「my friendのことを説明
しようとしているな」という回路が働き、続きを聞いてつなげる態勢になります。
言い換えれば、関係代名詞は文章のリズムを作り、聞き手に注意を向けさせるの
ではないかと思います。
●ポーズを置くとニュアンスが変わる
英語を話す時に関係詞の前で、少しポーズを置くと、ニュアンスが変わります。
(1)ポーズを置かない場合は、先行詞を直接修飾するので「限定用法」と言う。
I met a gentleman who introduced himself as a doctor.
「私は医者であると自己紹介した紳士に会いました」
(2)ポーズを置くと、補足的な意味になる。これを「非限定用法」と言う。
I met a gentleman, who introduced himself as a doctor.
「私はある紳士に会いました。そして、彼は医者であると自己紹介しました」
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●関係代名詞の種類と用法
◆関係代名詞の種類は、「先行詞」の種類などによって変わる
who=「主格」。 「先行詞」は人間。
whose=「所有格」。 「先行詞」は主に人。
whom=「目的格」 「先行詞」は人間。(口語ではwho)
which=「主格と目的格」 「先行詞」は物。
that=「主格と目的格」 「先行詞」は人と物の両用。
◆ポイントは語順
<主格>というのは主語の代わり=<主格+動詞>
He is the salesman <who covers> this district.
「彼がこの地区担当のセールスマンです」
<所有格>は「〜の」=<所有格+名詞>
I met an old woman, <whose hair> has turned white with the years.
「ある年老いた女性にあった。彼女の髪は白くなっていた」
<目的格>には文章が続く=<目的格+主語>
This is the cup <which> I bought yesterday.
「これは私が昨日買ったカップです」
主 格=who+動詞、that+動詞、which+動詞
所有格=whose+名詞
目的格=that+主語、which+主語、whom+主語(who+主語)
★日常会話の傾向
・先行詞が<人>の場合、<who>のほうが<that>より一般的
・先行詞が<物>の場合、<that>のほうが<which>より一般的
・<whom>の代わりに<who>が使われる場合が多い
・関係代名詞の省略が頻繁に起こる
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◆リズムをつけて読んでみましょう!
言いたいことが二つあると想定して、以下の例文を自分なりにリズムをつけて読ん
でください。そしてさらに、関係代名詞で相手に注意を向けさせるようなつもりで
読んで関係代名詞の雰囲気のようなものを感じてください。
(1)who=「先行詞」は人間。「主格」。
*先行詞が動物や擬人化されたものの場合もある
・〜なもの(主格)<語順は関係詞+動詞>
a.He is the salesman.
b.He covers this district.
=He is the salesman who covers this district.
「彼がこの地区担当のセールスマンです」
「彼はセールスマンで、この地域の担当です」
(2)which=「先行詞」は物。「主格と目的格」
・〜なもの(主格)<語順は関係詞+動詞>
a.She is wearing a coat.
b.The coat is very nice.
=She is wearing a coat which is very nice.
「彼女はとても良いコートを着ている」
「彼女はコートを着ていて、それはとても良い」
・〜する(した)もの(目的格)<語順は関係詞+主語>
a.This is the cup.
b.I bought this yesterday.----------<this>が<which>に
=This is the cup which I bought yesterday.
「これは私が昨日買ったカップです」
(3)that=「先行詞」は人と物の両用。「主格と目的格」
★口語英語では、<which>よりも<that>がよく使われる
・〜な〜(主格)<語順は関係詞+動詞>
a.The girl is very cute.
b.She sings well.
=The girl that sings well is very cute.
「歌が上手なその少女はとてもかわいい」
・〜する(した)〜(目的格)<語順は関係詞+主語>
a.This is the watch.
b.He lost it yesterday.---------<it>が<that>に
=This is the watch that he lost yesterday.
「これは彼が昨日なくした時計です」
「これがその時計です、彼が昨日なくした」
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関係代名詞について---その3
●便利な<what>をマスターしよう
<what>は「先行詞を兼ねた関係代名詞」ですが、ようするに「〜すること」
という表現をするのに便利なものです。
日常会話では子供でもよく使うほど親しまれている表現ですので、是非使える
ようにしましょう。
●<what 主語+動詞>の回路を作る
大事なことは頭の中に<what 主語+動詞>というチャンクを作ることです。
あとはそのチャンクを主語にして文頭に持ってきたり、文中にいれるだけです。
<what I want>私がほしいもの
<what I think>私が考えていること
<what I said>私が言ったこと
→文頭において主語に
<What I want>is this. 「私がほしいもの」はこれ
<What I think> is that. 私が考えていること」はそれ
<What I said> is that. 「私が言ったこと」はそれ
→文中において
This is <what I want>. これが「私がほしいもの」
That is <what I think>.それが「私が考えていること」
That is <what I said>. それが「私が言ったこと」
===== 例文 =====
映画「摩天楼はバラ色に」(THE SECRET OF MY SUCCESS)の台詞から。
●文頭において
<What you've got> is college experience, not the practical.
それは大学での体験であって、実務経験ではない。
<What you do on this side of it> is up to you.
そこから先は君次第だ。
<What I don't have> is a secretary.
ないのは秘書だけ。
●文中において
Listen to <what he says> then do <what he does>.
彼の言うことを聞いて、彼の言う通りにすれ。
Nobody knows <what anybody else is doing>.
お互いに他人のしてる事なんて、誰も知らないんだ。
I don't know <what you want out of Pemrose Corporation>,
but I'll tell you <what you do not want>.
あなたがぺムローズ(会社)に何を望んでいるか知らないけど
望んじゃいけないことを教えてあげる。
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◆チャンクとチャンクをつなぐ感じで
I don't know what you want. という文章の場合は、
<I don't know>というチャンクと<what you want>というチャンクをぱっと
頭の中で浮かべ、つなぐ感じです。
「それがどういうことなのか全然わからない」ということを英語で言う場合、日
本語から英語を組み立てていくと、どうしても時間がかかります。
英語のチャンクが頭に浮かぶ人は
「わからない」=I have no idea
「それがどういう意味か」=what it means
という二つのチャンクが浮かび、それがつながって
→I have no idea what it means.
となります。
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◆<That is what--->の回路
<That is what--->は「それこそ----だ」というイメージです。
So that's そうかそれだ
what you're up to! あなたがしようと思ったこと
→So that's what you're up to!
=ははあ、そういう魂胆だったのか
Ah, that's exactly ああ、まさにそれだ
what I thought. 私が思ったことは
→Ah, that's exactly what I thought.
=ああ、やっぱり思ったとおりだ
That's それだ
what I intend to do. 私がしようと思っていることは
→That's what I intend to do.
=そのつもりです
That's それだ
what he's really like. 彼は本当にそんな人
→That's what he's really like.
=そもそも彼はああいう男なんだ
That's not それじゃない
what you promised. あなたが約束したことは
→That's not what you promised.
=それでは約束が違う
That's exactly それがまさにそうだ
what I wanted. 私が望んでいることは
→That's exactly what I wanted.
=それこそ望むところです
どうでしょうか?<WHAT--->のチャンクが頭にできると、もっと
自然に英語が口から出てくると思います。
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