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【特集】通訳に聞く
(序)英語の回路とは----英語脳とは?
(1)英語で考えるとは----通訳する時はどのように考えているのか?
(2)シャドウイング編----最近話題の通訳訓練の一つ
(3)日本語から英語に変換するポイント編
(4)主語について----主語を言い換える
(5)動詞について
(6)チャンク編----英語は言葉のかたまりのチャンクで構成されています。
(7)発音編----英語と日本語の発音の違いについて。
(8)リスニング編 ----どうすれば、リスニングの力を伸ばすことができるか?
(9)チャンクの法則
  語順とチャンクの関係/不定詞=名詞を修飾 /不定詞=名詞として使う / 不定詞=副詞として使う / 分詞について / 関係代名詞
(10)発音の基礎を確認しましょう

【リスニング編】

◆書き取りのポイントについて

●基本的な手順について

(1) 音声のセンテンスの区切りの良い部分でポーズ
(2) 聞き取れた単語を書き取る
(3) 書き取れなかった部分をもう一度繰り返して聞いて、書き取る
(4) そのセンテンスがある程度書き取れたら、次のセンテンスに進む

 この繰り返しで書き取って行きますが、どうしても聞き取れない場合があり
ます。その場合はどうするか?

(5)  わからない単語はとりあえずカタカナで書き取る

 とりあえず、聞こえるとおりにカタカナで書いておきましょう。そして、次
のセンテンスに進みます。文字と実際に聞こえる音が異なる場合も多く、これ
は慣れていくしかありません。 

●集中力育成が目的です

 一つ、気をつけることは、100パーセントできなければいけないということで
はありません。
 書き取りを完璧に仕上げることが目的ではなく、あくまでも「英語の音に集中
する」ことが目的です。
 意識を集中せずに、英語を聞き流しているよりも、早く確実に、聞き取り能力
を上げることができます。

●動詞が大事

 実際に英語を聞いて理解する場合、主語と動詞が重要なポイントになります。
 また、動詞によって目的語がついてくるので、目的語も理解しなければなりま
せん。
 特に大事なキーワードは「動詞」です。なぜなら、その文章の意味を作るのが
「動詞」だからです。

たとえば、この英文の最初のセンテンスで、主語と動詞だけを取ると
【音声】 http://www.eigono.com/story/gandhi02.html

police ordered Gandhi leave he refused he explained he could not obey
「警察、命じた、ガンジー、去る、彼、拒絶した、彼、説明した、従うことが
できなかった」

これで、大体、意味が把握できます。
さらに、「in court」(法廷で)が分かれば、ほぼ完璧に意味がわかります。

  When the police ordered Gandhi to leave the place, he refused, and 
in court he explained why he could not obey.
「警察がガンジーにその場所を立ち去るように命じた時、彼は拒否をした。
そして法廷で、なぜ従うことができなかったのかを説明した」

●音の変化に注意

 時々、聞こえる音と英文が異なる場合があります。特に、子音と母音がつな
がると音が変化しますので、注意が必要です。
 たとえば、以下の場合です。

<in a>がina(イナ),<at a>がata(アタ),<on a>がona(オナ)
<not at all>がnotatallが(ナタトール)、<take it>がtakit(テキット)

<coming up>「カミン アップ」がつながって「カメナップ」に聞こえたり
します。

 これは、子音と母音の発音が出来ていると、自然にそうなるものです。
 少しずつ慣れていくしかありません。

●書き取り(ディクテーション)の効果

 先に述べた通り、この書き取りの目的は「集中する」ことです。
 6割、もしくは7割、聞き取れれば、ほぼ、意味は推測できます。
 このような練習を繰り返すと、シャドーイングと同じように、英語の語順で
理解することができるようになります。


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【聞きづらい音】
<L>(語尾ではオやウに聞こえる) <V>(フに聞こえる) <A>(アとエの中間の音に注意) <T><D>(語尾に来ると弾く音で早くなる) <THE>(母音の前ではディ) <WITH>(早くてウィにしか聞こえないことがある) <THAT>(早くてザッにしか聞こえないことがある) ★音の連結  <in a>がina(イナ),<at a>がata(アタ),<on a>がona(オナ) <not at all>がnotatallが(ナタトール)、<take it>がtakit(テキット)
------ 最近は読者からの質問が多いのですが、一番多いのが、「長い文章のリス ニングのコツを教えてほしい」というものです。 短い文章は何とか聞き取れても、文章が長くなると聞き取りが難しいとい うことのようです。 yumi 私の経験から、3つポイントがあると思います。 (1)語彙力、(2)スピード、(3)文法、の3つです。 まず、語彙数が多ければ多いほど、聞き取りは楽になります。長い文章も よく分析すると、半分以上は、主語、冠詞、接続詞、前置詞、不定詞など になるはずです。そして、あと半分が、動詞や目的語や修飾語・節などで すね。 問題は、主語、動詞、目的語が聞き取れるかということに絞られます。 特に、動詞の意味が分からなければ、お手上げです。そういう意味では、 少しづつ語彙を増やしていかなければなりません。 また、これに関連して、スピードの問題があります。読めば分かる文章で もスピードが速いと慣れない耳では聞き取りは難しいです。つまり、主語、 動詞、目的語をうまくキャッチできないわけです。 ------ 長時間、英語を聞く訓練というのは、効果がありますか? 意味の分からない文章を長時間聞くより、意味の分かる文章を何度も繰り 返すほうが良いという考えもあるようですが。 yumi 一長一短だと思います。英語はリズムが大事ですから、リズムに慣れると いう意味では、長時間英語を聞くことは意味があると思います。 多くのタイプの英語を聞くことは、様々な英語に慣れるという利点がある と思いますが、気をつけないと、英語を聞き流す癖がついて、細かい音を 見逃してしまう聞き方になってしまいます。 また、意味のわかる英語を何度も繰り返して聞くことは、安心して英語を 聞くことができ、英語をそのまま英語で理解する訓練として有効だと思い ますが、英語は話し手によって変わるので、タイプの違う英語を聞く訓練 が別に必要になると思います。 ですから、多くの英語を聞く場合でも、一つの英語を英語のまま理解でき るまで繰り返して聞き、それから次に進むというようにすれば、両方の利 点を取り入れることができると思います。 ------ その場合も、シャドウイングを行うほうが、もちろん良いですよね。 yumi そうですね。シャドウイングを取り入れることによって、一つ一つの単語 注意深く聞く訓練ができますので、リスニング力の向上には欠かせないと 思います。 ------ 3つ目のポイントの文法というのは? yumi 英語を聞く時に、いちいち頭の中で日本語に翻訳して理解していては英語 のスピーについていけません。頭から聞きながら、そのまま英語で理解す るのが一番いいわけですが、英語の文法規則が頭に入っていないと、単語 から連想するだけになってしまうので正確に理解することができません。 英語は論理的な言葉ですので、英語を構造的に理解する必要があります。 そのためには、構文も含めて、文法の基礎を学ばなければなりません。 一番良いのは、英語の文法を英語で学ぶことですが、初心者にはきついか もしれませんね。でも、中級レベルに進んだ人は一度、文法を英語で勉強 することをお勧めします。 ------ 私もはじめは長い英語を聞いてもなかなか理解できませんでしたが、最近 は、文節のかたまり、チャンクで意味がわかるようになってきたので、そ れをどんどんつなげて聞いていくという感じすね。 yumi それでいいと思いますよ。あとは、ディクテーション(書き取り)なども 注意深く英語を聞くのに有効です。通訳の学校のメニューも色々あります が、大体は、まず、英語だけを聞いて、それを書き取って、次にシャドウ イングして、その後に音読やリプロダクション、つまりその英語を自分の ものとして話す練習をするわけです。こういう中で、正確に聞き取る能力 をやしなうわけです。 ------ 私も何度か書き取りに挑戦しましたが、結構難しいですね。 yumi 特に、日本人は英語を読むことから始めているからかもしれませんね。だ から、単語のスペルと実際の音が頭の中で一致していないので、なおさら 難しいのだと思います。 ------ そこで特に問題になるのは、英語独特の音ですね。特に子音の。 yumi そうですね。日本人はカタカナ発音で覚えている場合があるので、日本語 にない子音の音を聞いても、音として認識できないことがあります。 ------ FやV、THなどの息で出す音とか、語尾のTやDのように舌で弾く音はたしか に聞き取りにくいですね。 yumi この問題は、まず自分が正しい発音を身に付けないと克服できません。何 か教材などを使って基礎をマスターするのが早道です。
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